我が浄土は
憂怖・諸の苦悩 かくの如き 悉く充満せりと見るなり。(法華経・如来寿量品)
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・・・ 憲法を考える(27)~大日本帝国憲法⑬~ ・・・
新しい年、2024年、令和6年が明けました。訪問者諸兄姉におかれましては、良い年を迎えられたことと存じます。
しかし、それにしても何て事でしょうか。一日の午後4時すぎ、能登半島を震源とする大地震が起きました。当地では、まだ、お屠蘇気分が抜けないまま、初詣に出かけていた方も多かったと思います。大地は人間の都合など考えません。改めて、大宇宙の中では人間は小さな存在だと感じます。
新聞報道によりますと、震度7・M7.6で近年では最大規模だということです。死者は5日現在、92人に上り、過去の事例にもれず、火災が方々で発生し、有名な輪島の朝市の商店街は全焼したそうです。一刻も早い再建を祈る他ありません。
一方、羽田空港では、二日午後6時前ごろも日航機と海上保安庁機が衝突し、両機とも炎上し、海保側の4人が死亡しました。一方、日航機側は乗員乗客379人が全員脱出に成功しました。日頃の訓練が功を奏したと報道されています。
さて、昨年も激動の年でした。ロシア・ウクライナ紛争の解決も未だ解決の糸口も見つからない今状況下、中東に新たな紛争が勃発しました。10月7日、パレスチナ自治区を実効支配するハマスの武装集団がイスラエルの検問所を突破して、陸、そして空からはドローンを使ってイスラエルに奇襲をかけました。イスラエル側の犠牲者は民間人を中心に、1400人にのぼり、240人あまりが人質として連れ去られました。イスラエル軍は空爆と陸兵による反撃に出ました。ガザ側の犠牲者は2024年1月1日現在2万人を超えています。
アラブ側は4次にわたりイスラエルと戦火を交えましたが、4度、敗北しました。そして、1993年には、ガザとヨルダン側西岸でのパレスチナ人の暫定自治が認められました(オスロ合意)。これは将来のパレスチナ国家の設立を認めるものでした。
ハマスは何故この路線に基づいて政策を進めないのでしょうか。ハマスはイスラエルとユダヤ人の存在を認めていません。これではナチスと同じです。
ハマスはガザで福祉政策を推し進め住民の支持を得てきたと聞いています。しかし、住民が2万人も殺されたのでは、福祉もくそもないではありませんか。
ハマスが今やることは、潔(いさぎよ)く負けを認めて、新たに議会政治を目指して、政党を作ることです。つまり、和平を目指して、オスロ合意を実現することだと思います。そして、パレスチナ国家が実現したあかつきには国家と民族のためにまじめに努力することが肝心だと思います。思想(イデオロギー)は食べられません。国と民を豊かにするには、地道に働くことです。ハマスはこのことをどう考えているのでしょうか。自立をまじめに考えないと民族が滅亡します。ハマスは今滅亡の瀬戸際に立っています。このことを自覚すべきです。
令和6年1月5日